2009年4月、早稲田大学社会科学部は、従来の昼夜開講制から昼間部に移行します。
社会科学部は「学際性」という理念のもとに1966年に設立されました。以来、本学部は時代の変化に対応するための改革を重ねながら、「社会諸科学の総合的、学際的な教育・研究」、「社会に開かれた学部」、「問題発見・解決のできる学生の育成」、という三つの理念と目標を掲げつつ、発展してまいりました。目まぐるしい変化を遂げている現代社会にあって、本学部が掲げる研究・教育の理念の今日的意義はますます高まってきています。
創立40周年を機に、社会科学部では、この理念を時代や社会の要請に応じてより一層具体的に実現すべく、学部改革の方策を探ってまいりました。その結果、2009年から、1.昼間部への移行、2. センター入試の導入、3. カリキュラムの改革、の三つを柱とする学部改革を行なうことになり、現在その準備を進めています。
1.昼間部移行について
当学部は「社会に開かれた学部」という理念の実現方法の一つとして、1988年から社会人学士入学制度を導入し、生涯学習機関としての役割を担うとともに、昼夜の区別なく授業を任意に選択できる昼夜開講制をとり、原則として3時限(13:00~14:30)以降を授業時間帯としてまいりました。しかし、ここ数年、昼間時間帯の授業選択者の増加傾向が見られ、また、現在検討中の大幅なカリキュラム改革(後述)を実現するためには、1時限(9:00~10:30)からの開講が必須との結論に至りました。
なお、昼間部移行後も学部の基本理念に変更はなく、生涯学習機関としての役割を積極的に担う環境を維持いたします。
2.大学入試センター試験導入について
当学部は2009年度入試から、従来の入試制度に加え大学入試センター試験(以下、センター試験)を導入いたします(2009年1月実施予定)。受験科目は、外国語、国語、数学、地理歴史・公民、理科の5教科6科目とします(詳細は、リーフレット
を参照)。多様な科目を学習し、幅広い基礎学力を身につけた受験生を受け入れることで、当学部の理念である「社会諸科学の総合的、学際的な教育・研究の実践」を一層前進させることを目的としております。
当学部では、1989年に他大学に先駆け全国初の「全国自己推薦入学試験制度」を導入し、各都道府県から多様な能力を持つ学生を積極的に受け入れてまいりました。センター試験を導入することで試験場遠隔地在住の受験生にも受験しやすい環境を提供し、今まで以上に活気にあふれた学習環境を作り出したいと考えます。
なお、合否判定はセンター試験のみを利用して行うこととし、受験生が本学部受験のために来京する負担を軽減することにいたしました。
3.カリキュラム改革について
当学部では、「問題発見・解決のできる学生」育成を目標に、カリキュラムの基本として「履修モデル」を提示し、2年次から履修可能なゼミナール担当教員の指導のもと、学生の関心に合わせたカリキュラムを組めるようにしてまいりました。
2009年4月からは、さらに「コミュニケーションをとりながら自己の考えを主張できる人材の養成」を目標に、設置科目を「社会科学基礎教育課程」(1、2年)、「学際・複合科学教育課程」(3、4年)[ともに仮称]に分け、バランスよく学習できる環境を作り出したいと考えております。
(2007.8.3)
リーフレット
[A4:2ページ/811KB]
プレスリリース:社会科学部が2009年度からの昼間部化、大学入試センター試験利用入試の導入およびカリキュラム改革を発表[2008/5/14]